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2022.07.07

技術

ダイキン研修に行きました!

7月5日~7日の3日間にわたり、ダイキン名古屋研修所で行われたダイキン研修(据付技能基礎)へユニオンテック新入社員5名が参加してまいりました。

1日目の午前中は、安全に作業を行うための安全教育を行いました。

安全第一 品質第二 生産第三

品質や生産性を向上させるためにはまず、安全を第一にすることなど基礎から教えていただきました。そして災害を防止するためのツールとして、リスクアセスメント(労働者の安全確保やリスク低減措置による安全確認方法のこと)、4RKY(危険予知訓練)、ヒヤリハット(災害や事故が起こる手前の事例認知をすること)を意識して、危険に対する感受性を高めることが必要だとわかりました。現場での服装を例にしても、危険を防止するために長袖の着用が義務付けられていることなど細かい規定があることもわかりました。
危険予知トレーニングの練習として、1つの現場を例に話し合いをしました。話し合いのテーマに似た現場を経験されている方がみえ、とても学ぶものが多かったです。自分が危ないと思うこととは別に、様々な視点から危険を予知していて新たな発見がある話し合いになりました。現場を経験されている参加者は、その知識を踏まえながら話してくれたので吸収できるものが多かったと感じました。
午後からは、作業を行うための工具の勉強をしました。ドライバーをはじめ、スパナやモンキーレンチなど様々な工具の使い方、使うタイミングについて学びました。現場で職人さんが当たり前のように使っている工具で、見たことがあるものがたくさんありました。しかし、使い方やその工具を使う部品などは深く知らなかったため、勉強できてよかったです。
そして次に冷媒配管加工作業の練習をしました。その中でもフレア加工を主に練習しました。2分から5分までの太さを、各3回の合格を目指して個人で練習をしました。フレア加工ではバリ取り不良、大きさ不良、内面に傷がついてはいけないなど慎重な作業が必要でした。

2日目の午前中は、1日目練習したフレアの接続を勉強しました。気密試験や真空乾燥の手順など、基礎知識を勉強しました。
午後からは、冷媒管の曲げ加工の実習をしました。行っていくうちに手で曲げることができる範囲、手で曲げられない場所の見わけがつくようになりました。手で曲げられないところは、レバー式ベンダーという器具で曲げ加工を行いました。配管の中がつぶれないように曲げることが大切だと教えてもらいました。何度も曲げる作業を繰り返すと配管が弱り、ガス漏れの原因につながるため気をつける必要があることもわかりました。

冷媒配管加工作業では技能試験の練習にも取り組みました。

1、2日目までの学んだことを生かし課題に取り組みました。フレアの接続や曲げ加工など、たくさんの工具を使って接続をしました。接続時に配管が斜めになってしまい、大変でした。
完成後は気密試験を行い、漏れている場所がないか確認を行いました。
そして次に各種材料の勉強をしました。普段現場などで目にしている塩ビ管、電気配線などの基礎知識を学びました。塩ビ管は切り加工と接着加工を実際に行いました。電気配線はたくさんの種類の電気配線がある中で、その線に合った配線接続を行いました。配線を丸める作業はとても難しかったです。

3日目の午前中は、ゲージマニホールド(圧力計や連成計などがセットになった工具)の取り扱いについて復習をしました。基本構造やバルブ操作などを確認しました。試運転点検作業を行ったり、計測器を使いデータを取ったりしました。冷媒追加充填作業の様子をビデオで見たりもしました。
午後からは、修了試験(技能)でした。この2日間かけてやってきたことの集大成のテストでした。内容は冷媒配管を加工し、接続するテストでした。そのあと修了テストをして、ダイキン研修(据付技能基礎)は終了しました。

講義の雰囲気は参加している皆で助け合いながら、楽しく受けている様子でした。

今回の講義では、たくさんのことを学びました。普段冷媒管は見ていますが、あまり触ったことがない物をたくさんの加工をしました。たくさんの知識を得ることができたのでエアコン取り付けを行う際、冷媒管の加工をする時があれば今回の講義で学んだことが生きると思います。工具の名前や使い方なども多く学べました。ダイキン研修を受けて、知識だけではなく技術的にも大きく成長できたと思います。3日間で学んだことを生かし会社に貢献していきたいです。