2月1日～3日の3日間にわたり、ダイキン名古屋研修所で行われたダイキン研修(スカイエア取付マスター) へユニオンテック新入社員4名が参加してまいりました。

1日目は研修初日という事で、商品知識を身につけようと商品の勉強から開始しました。内容は普段から目にしているカタログの見方や、機器を入れ替える時の注意点などの基礎を教わりました。
商品知識の勉強の後は据付基礎知識を教わりました。据付とは、機器などを設置する場所から動かないようしっかりと備え付けることで空調機器等を設置する場合に必須となります。据付基礎知識の研修内容は工事の進め方や、スカイエア(店舗等に設置するタイプのエアコン)を据え付ける為の材料、注意点を学びました。
午後からは据付を実際に行いました。室内機を据え付けるにあたって据付位置を出しました。（墨出しといいます）墨出しをやり、室内機を据え付ける為に骨組みの強化をしました。その後室内機を吊り込み、1日目は終了しました。

2日目は、据付実習を中心に行いました。主な作業は冷媒配管作業（フレア加工、ベンダ加工）やドレン配管作業、電線作業を学びました。冷媒配管は5ｍを図りカットし、機器に接続する為にフレア加工をしました。配管は手で曲げられる配管と曲げられない配管があり、曲げられない配管はベンダーという作業用工具で曲げました。電線も同じく長さを計り、外皮をむいて加工しました。
次に室外機を設置しました。設置した室外機と、先ほど加工した配管を接続しました。そして機器を動かすことに必要なリモコンを、壁に設置しました。配管を接続した後、ドレンとリモコン線も接続しました。
最後に冷媒配管気密試験を行いました。(機器がガス漏れを起こしていないかを確認すること)

3日目は真空乾燥から学びました。真空乾燥とは、配管の中の空気を抜く作業です。機器の故障や異常を起こさないために必要な作業となります。次に試運転を行いました。研修の最後には、ポンプダウン(機器を取り外すために必要な作業)を行い、今日まで据付した機器を外す作業をしました。

今回の研修で、普段職人さんにお願いしている据付の実践を体験させていただきました。仕事で見ている作業を実際に体験しましたが、配管を曲げることやフレア加工、テープ巻といった基本的な作業が思うようにいかず難しい作業でした。実際に据付研修を経て、現地調査をする際にも施工がしやすい環境なのか、このスペースで作業が出来るのか、など仕事に生きてくることを沢山学ぶことができました。据付して頂いている職人さんの大変さを知り、改めて感謝を感じました。今回の研修をこれからの仕事に生かしていたいと思いました。