環境配慮型施設
地球も人も想う設備で
豊かな未来の空間づくり
その場で過ごす人々が快適であること。設備を使う人が便利に感じること。
これからの建物は、それだけでは足りません。
空間の暮らしやすさは大前提に、地球環境に配慮した仕組みを構築していく時代です。限られた資源・エネルギーを有効に活用することで、地球の未来を考えます。自然や生き物はもちろん、その思いは巡って「これからを生きる人」へバトンが繋がっていきます。
「快適な空間づくり」で地球を想う施工を。
地球にも人にも優しい環境をつくります。
地下水利用空調システム
エネルギー効率のいいヒートポンプの熱源に、汲み上げた地下水を利用します。一定の温度を保つ水を活用することで、さらに高い効率が見込めるほか、外気温に左右されない安定した冷暖房の運転が可能です。
汲み上げた水は、還元井戸を通じて地下へと戻します。それを再び循環させることで、エネルギーを無駄なく活用。また、ヒートアイランド現象の防止にも貢献しています。
地下水利用システム
地下水脈から、水中ポンプの稼働により深地下水を汲み上げます。貯水槽へと移動させ、雑用水として利用。
通常時には活用されることが少ない地下水に着目することで、水資源の確保に貢献していきます。
雨水利用システム
屋根雨樋を利用し、雨天時の水を地下水槽に保存します。ろ過システムを通すことで雑用水として利用します。
主な用途は、水洗トイレや植栽用散水、清掃用水、修景用水など、飲料水より低品質なもので可能な箇所です。雑用水を雨水で賄うことで、安定した飲料水の供給にも繋がっていきます。
アンダーフロアー空調システム
足元からソフトな空調気流を送風することで、室内の上下温度差をなくします。これにより、従来の空調設備でありがちだった「室内上部の異常な高温状態」「足元で冷気が停滞する状態」を解消します。
空調効率が上がることで電力等のコストカットが叶うだけではなく、個人の温度差を感じさせません。一年中快適な室温を保てることで、人の健康も思い遣るシステムです。
ナイトパージシステム
昼間に蓄積した熱を夜間の換気で排出し、冷房効率を上げます。従来の冷房システムでは、OA機器の発熱による室温上昇から空調設備にかかる負荷が大きく、日照時の冷房効率が悪い状態でした。
ナイトパージシステムは、人の活動時間外に換気を行うことで熱を溜め込まず、機器にかかる負荷を減少。スムーズな室温調整や、設備の保全によるコストカットが叶います。
人感空調システム
人検知センサーに対応したコントロール機能で、人の在否に合わせて電源のオン・オフを自動で切り替え。エアコンの消し忘れを防ぎ、省エネ効果を実現します。
また、床温度センサーの活用で人数や体温などを検知し、その空間に最適な温度を計算します。風向独立フラップにより、「高温の箇所には強い冷風を送る」「人の集まる場所の空気を循環させる」といったコントロールが可能です。